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根津美術館で名刀と遭遇する [アート]

 昼間からアルコールを摂取して、どーにもいい気分。
 このままどこかで寝ちゃおうか・・・。
 でも、ちょっと待て。せっかくの休日、それも夏休み。このまま寝ちゃうにはもったいなさすぎるぜ!

 上野から表参道へ。
 下町から小洒落た街へ、地下鉄に乗っての大移動。ここには立ち飲み屋なんてございません。なにやら有名なブティックばかりが並んでいる。でも、正直言って平日の真昼間、だーれも客なんておりません! 厳しいと思うなあ、、、経営も。

 そんな街並みを横目に、向かったのは根津美術館。

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 ぐっと和のテイストが強調され、都会にたたずむ一輪の花、ならぬ、オアシスのよう。落ち着くよなあ~、こういうの。

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 入口までわざわざ迂廻(うかい)させて、まずはたたずまいを見せようとするなんてのは、やっぱり考えていることが違うねえ。ついつい何往復もしたくなっちゃったりする。
 先の『空海と密教美術展』からの流れで、今日は東洋にこだわってみよう! というわけでもないんだけれど、『名物刀剣 宝物の日本刀』展なんてものを開催しているので、
 「これも行っとく?」
 「うん、行っとこう!」となったのだった。

 子どもと『戦国バサラ3』なんてゲームを楽しんでいるので、なんか武将とか、これまで以上に垣根が低くなったというか、親近感を覚えたというか、特に娘にとっては良かったんじゃないかな? 最初は抵抗のあったみんながイケメンなのも、今では微笑ましいし(笑)

 さて、訪れた動機は軟弱なれど、展覧会は硬派だぜ!!
 太刀 銘 三条(名物 三日月宗近) 、短刀 無銘 正宗(名物 庖丁正宗) なんて、名前を見ただけでもおののきものだし、どの刀も手入れが行き届いていて、本当にキレイ。鈍く光る鋼の色合いは、まさに日本刀ならではの趣きで、つい口数も少なくなろうというもんだ。
 展示された刀の横には名前とともに簡単な由来が記されており、なおかつ誰に渡ったかの変遷もあり、いやあ~、歴史って凄いなあ・・・。

 展示室を出ると、日本庭園が広がっているので、ちょっとばかり散策する。


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 ガラス張りのドアを開けると、そこには心地良い日本の庭が待っている。

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 曲がりくねった長い道を下ってゆく。

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 道はところどころにいくつかの分岐点があり、どちらへ行くのかは気分次第。あれ、こんなところに裏木戸があるぞ・・・。

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 日の光が風に揺らぐ池の水面で戯れる。渋いねえ~。

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 ちょっとした道の横に、このような石像が顔を出す。どこかユーモラスな表情にホッとさせられる。

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 たった今登ってきた道を振り返る。庭にはけっこう急な坂道もあったりして、歩いているうちにじんわりと額に汗がにじむ。

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 展示室への通路を今度は反対側から撮る。


 散歩におけるアルコールの分解について、、、なんてのは冗談だとしても、適度な浮遊感(酔っているだけじゃん!)を伴ないつつの観賞も、時にはオツなもの(?)
 だから、酔ってなんかいないって!!!


   
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