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GODZILLA [映画]

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 ゴジラ、待望の復活!!!
 複数の特集番組が組まれ、主演の渡辺謙があちこちの番組で宣伝活動に励んでおります。
 確かにワタクシも、子どもの頃からの怪獣映画ファンなので、他人事ではありまあせん。
 願わくばここ日本で復活して欲しかったのですが、「トランスフォーマー」を例に取るまでもなく、CGの技術はやはりアメリカ。迫力ある映像に期待も高まるというもの。 それに今回のゴジラはイグアナじゃないし。

 さて、まず最初に白状しておかなければいけないのが、睡眠不足で途中までうとうとしてしまったということ。なので寝ている間に何か重要なことを見逃している可能性あり。 それでもなんか解せない映画の作り方と言わざるを得ません。

 ◆ゴジラが出てくるまでもったいぶりすぎ
 ◆せっかくのゴジラと敵の戦いのシーンが暗すぎて見えない
 ◆原発批判は最初にあったけれど、物語全体を通しては、そんなことあったっけ? と、気にならなくなる
 ◆敵も特に悪いことをしていないような・・・
 ◆そもそも何でゴジラが現れるのかのリアリティがない
 ◆人間ドラマ(らしきもの)7:ゴジラ3の比率に不満
 ◆渡辺謙は何してたんだ?

 と、まあ、眠気が取れないぽよ~んとした頭で観た率直な感想です。
 期待値が高かった分、肩透かしっぽく感じてしまいました。

 ※後日、テレビで放送された同監督の「モンスターズ 地球外生命体」を観てなっとく。
 異星人が地球にやってきて・・・という内容で、ここでも異星人(タコだな)が姿を現すのが暗闇だったり、身体の一部だけをを映したりと、今回の「GODZILLA」と演出の仕方が似ていた。でもこれって低予算映画の手法だと思うんだけど、、、。

 公開すぐなので、ネタバレにならない程度に書きました。
 ぜひご自分の目でご確認を。



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「300 帝国の進撃」 [映画]

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 100万人vs300人で話題を呼んだ「300」の続編。

 観る者をして、アドレナリン沸騰、恍惚の境地を感じさせるオレオレ映画は、その突き抜け感にハマる人続出の傑作でした。
 そもそも、いくらなんでも100万人vs300人で勝てるわけねえーっ!!
 と思いつつ、鍛えられた肉体を駆使しての真っ向勝負に目が釘付け。そもそも史実ってのも凄すぎ!

 そんな続編は、強敵にペルシア海軍の女指揮官を迎え討つ海上決戦だ!
 前作が陸なら今作は海かよ、、、と、半ば呆れる限りですが、陸も強けりゃ、海も強いぜ、ペルシア軍!
 しかし、迎え撃つスパルタだって負けちゃいない。圧倒的な人数不足を補って余りある "男(漢)" たちの心意気ここにあり!

 とにかく全編、切った張ったの戦闘シーンが満載。振り回される剣、飛び散る血、積み重なる死体、飛び道具は弓矢があれど、やっぱり基本は肉弾戦。鍛え上げられた肉体はまさに凶器なのだ。割れた腹筋がちょっと羨ましいぞ!

 今回は敵のボスが女性なので、激しいセックスシーンもあるぞ!
 もちろんスパルタ軍はセックスも強い!!!


 
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「ノア 約束の舟」 [映画]

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 仕事でバタバタ、私生活でバタバタ、なんか落ち着かないなあ・・・という時ってあります。
 そんな時は気分転換に映画でも観ましょう。
 というわけで、「ノア 約束の舟」を観てきました。

 旧約聖書に書かれている「ノアの方舟」を題材に、スケール感溢れるスぺクタル映画として新たに生まれ変わっていて、この映画、なかなか楽しめました。

 神様が人間を作る~アダムとイヴが禁断の果実を食べて楽園を追放される~カインとアベルの争い~ノアの方舟~と、神は割と短い短い時間で<生物リセット>ボタンを押してしまうんですね。
 で、生き残れるのは、ノア、ノアの奥さん、子どもたち、子どもの奥さんら、生き物のつがいのみ。
 中には生き残りたい人間も当然いたりして、方舟をを奪おうと争う。

 まあ、結果は分かっているので安心して観れます。ここ変えちゃうと史実(?)を変えてしまうから。
 逆にちょっと手を加えていたのが、映画に出てくる岩の怪物。これらはもともとは天使だったものを、人間の味方をしたので岩に変えられてしまったという設定になっていて、旧約聖書を読んでいないのでなんなんですが、多分創作なんじゃなかろうか。

 傑作とは思わないし、数年後には映画の存在自体忘れ去られてしまう程度の作品なのだけれど、あわただしい日常を忘れさせてくれる作品との評価はしてあげても良いかなあ。ゆったりとした椅子に座り、涼しい映画館で、のんびりとリラックスするのってとっても気持ちいい。そう実感させてくれる作品です。


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『シュガーマン 奇跡に愛された男』 [映画]

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 音楽好きなら興味深い一本だと思う。

 RODRIGUEZ(ロドリゲス)の名で、1970年、アルバム「COLD FACT」を引っ提げて、アメリカデビュー。
 しかし、まったく売れず。日雇い労働をしながらも、翌年、セカンドアルバム「COMING FROM REALITY」を発表、同じく売れず。以降、音楽シーンより姿を消す。
 しかし、彼の「SUGERMAN」が、海を隔てた南アフリカで大ヒット。すでに消息不明となっていたこともあり、ステージ上で焼身自殺説、同じくピストル自殺説がまことしやかに囁かれる。
 それから数十年。RODRIGUEZの消息を調べようと、南アでCDショップを営む男が、無謀とも言える調査を開始した・・・。

 ボブ・ディランと比較されるような、シニカルな詩は、より社会性を帯び、本人がメキシコ系のアメリカ移民であることも影響して、穏やかな語り口とは裏腹に、厳しい主張となっている。同時代に活躍したメキシコ系歌手にホセ・フェリシアーノがいるが、盲目&ギター演奏(日本では長谷川きよし)、憂いを帯びたラブ・ソングを武器にヒットを飛ばしたが、政治的シニカルさを武器にするRODRIGUEZには、それは叶わぬ夢だった。ちなみに「SUGARMAN」は麻薬の売人の隠語。

 死んだとばかり思われていたRODRIGUEZが、実はアメリカのデトロイトで生きていたことが判明。
 今でも彼は肉体労働者として、つらく厳しい仕事に従事していたのだ。そんなところに南アからの、突然の連絡に驚くRODRIGUEZ。あなたは南アでは超スーパースターなんだ、、、と。
 
 このドキュメンタリー映画の後半は、南アを訪れたRODRIGUEZが、巨大なホールでコンサートを行う場面が紹介される。溢れる観客、歓声、拍手、みんな夢の中の出来事のようだった・・・・・。

 ワタクシも音楽にはそれ相応の知識を持っていると自負する者だが、RODRIGUEZの名前は知らなかった。もちろん「SUGARMAN」という曲も。
 映画の中流れる彼の曲に耳を傾けると、穏やかで優しいメロディは耳になじみやすく、いいなあ~と思うものの、歌詞は、当時のアメリカ人にとっては、正直、聴きたくない類のもののような気がする。同傾向では、カントリー・ジョー・マクドナルドという、ヒッピー文化の影響大な歌手がいて受けていたにもかかわらず、RODRIGUEZが、メキシコ系、いわゆるマイノリティであるという事実が、そんなやつの批判なんか聴きたくねえよ! という白人層の物言わぬ雰囲気は、きっとあったに違いない。

 ドキュメンタリーでありながら、押しつけがましいところがなく、音楽が好きだ! 知りたいから撮ったんだ! と、その心もちがはっきりした、垢落としのようなドキュメンタリー作品として、万人に紹介したい作品。
 彼の2枚のアルバムは、サントラ同様、今では簡単に手に入れられるので、純粋に音楽として楽しむことも可。
 正直、アルバムを通して聴くと、傑作だとは思わないけれど、無視される類のものではないと思う。こちらもぜひ一聴を。


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『劇場版 空の境界』 [映画]

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 ここ最近のアニメではかなりの異色作になるのではないか。
 そもそも設定がわかりずらい。
 もとは時間軸をバラバラにした短編を、劇場版と称して連続で劇場公開していたものらしい。それがTVで再放送されていて、たまたま観たら面白かった。
 でも、だからといって作品の背景を探ったり、気になることを調べたりとかはしていない。だから、正直、設定がよく理解出来ていない。

 「未来福音」と名づけられた今作は、未来が見えてしまう爆弾魔の少年の話。
 何をやっても見えてしまう未来。それは100%、間違いのない事実だった。やるより先に結末を知りえる少年は、生きる張りをなくし、職業としての爆弾魔として、虚無的な日々を送る。
 ある日、爆弾魔の少年が依頼を実行しようとしてホテルの庭にいるところを式が目撃。自分が犯人だと知られたら困ると思い、式をつけ狙う少年。罠を張り、式を爆弾の餌食にしようと試みるが・・・。

 まあ、ざっと、こんな話。
 そこに、裏ストーリーとして、やはり未来が見えてしまう女子高生と幹也とのエピソードが挿入されることで、同じ能力を持ちながら、異なった考え方をする二人を対比させ、本来なら殺伐とした物語である本編の風通しをよくしている。
 爆弾魔の少年の事件後の物語も同時に描かれ、それはそれで微笑ましいエピソードとなっている。

 ライトノベル全盛の昨今、アニメの原作の多くがそれなのはしょうがないとして(本当はしょうがなくない!)、元ネタが同人誌ということもあり、かなりダークなテイストだ。
 それでも、アニメはしょせんオタクのエロネタなのか !? と、思わざるを得ない、巨乳、パンチラの波状攻撃に辟易(へきえき)してしまうワタクシとしては、貴重な作品であると言える。

 
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『地獄でなぜ悪い』 [映画]

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 まず、タイトルがいい。
 まるでアメリカン・フィルムノワール(ノワールってフランス語だけど)を思わせるような、いかにも悪党が出ています的な感じがよく表現されている。
 
 そして、内容は、60年代の日本映画をもろ意識した作りになっていて、オープニングで映し出されるスタッフの書き文字なんかモロにそれ風。パロディなんてもんじゃなく、まんまやっちゃいました! とでもいうような心意気が嬉しい。

 ストーリーは、
 ①生涯に一本、傑作をとれるなら死んでもいいと豪語する自己チュー丸出しの青年の物語。
 ②子役の娘が親の不祥事でCMを下ろされ、それから10年後、すっかり不良娘に成長した彼女を主演に、映画を撮らなければならなくなったヤクザの組長の物語。
 この二つが交互に描かれ、ある一点で交叉、本物のヤクザの殴り込みを撮影することになったから、さて、どうする? 
 映画の神様は我を見捨てていなかった! と、ばかりに、ついに撮影はスタートするのであった。

 ここでもヤクザは銃じゃなくて、日本刀でしょう! と、まるで大石内蔵助率いる赤穂義士の面々を彷彿させたりもしつつ、いざ、敵陣に殴り込むのであった。
 一方、迎え撃つ堤真一率いるヤクザは、着流しに日本刀という、こちらも輪をかけてジャパニーズ・テイスト満載。
 この対立するヤクザの決闘が、外連味(けれんみ)ありあいで、大いに楽しめる。流れる血の量は日本映画最大か? とにかく大量なのである。ということは、死人の数も半端じゃなく、まさに大量殺人ゲームなのだった。
 ここまでやってくれるとかえって気持ちいい。心スッキリ、カタルシス~!!!

 また、組長の娘を演じる二階堂ふみが、ハスッパなのにどこか憎めない可愛さを持っていて、適役。この人、『脳男』でもサイコな役を演じていて、それに続いてこの役なものだから、若いのにすっかり<怪女優>の貫録を漂わせていて、稀有な存在になっている。無理やり例えるなら、昔の梶芽衣子(『女囚さそりシリーズ!』)かな。ちなみに沢尻えりかがやっても面白かったかも(by ヘルタースケルター)。

 これまでひと癖もふた癖もある、エンターテインメントとは異なった作品を撮ってきた園子温監督が放つ、超娯楽大作。
 お前ら、くだらない映画ばっかり撮ってんじゃねえよ! と、あまたいる商業監督に文句言い言い、自分が一番くだらない作品を撮ってしまう男気に、男に興味のないワタクシも、惚れ込んでしまいました!!!

 
 
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パシフィック・リム [映画]

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 子どもの頃、怪獣映画が好きだった。
 当時はゴジラ派とガメラ派に二分されていて、といってもその二つしかなかったわけだけど、6:4、もしくは、7:4でゴジラ派が主流だった。
 ところが、その時から天邪鬼だったのか、ガメラ派だったんですねえ~(笑)
 手足を引っ込めて、そこから炎を噴き出して、回転しながら空を飛ぶ姿がたまらなく恰好良く、瞬殺されました。

 ・・・おっと、話は『パシフィック・リム』だった。

 エンディング・ロールの最後に、<レイ・ハリーウゼンと本多猪四郎に捧ぐ>とあるように、ギレルモ・デル・トロ監督の怪獣好き良くわかる作品だ。もしかして、観客より、作っている自分が一番楽しかったんじゃないの? と、突っ込みのひとつも入れたくなってしまう。

 映画は、多分にアジア市場を意識していて、巨大ロボットを操縦するパイロット(?)の一人に菊池凜子を起用。ただし、まるで80年代のアイドルのような太い眉に違和感ありあり&謎の東洋人風のあまり美人じゃない感じが漂っていて、ちょっと疑問。 後半の舞台は香港だし。
 まあ、どうやらその狙いは的中したようで、中国では異例の大ヒットを記録。逆にアメリカ本国では大コケらしいが。

 ロボットと怪獣のテイストが、悪名高いかのアメリカ版『ゴジラ』での反省もあってか、着ぐるみに人間が入る日本の特撮怪獣映画テイストが濃厚で、これ、入ってんじゃねえの? と、思ったりしてしまう。必殺技にロケットパンチもあるし。ただし、マジンガーZのように飛び出さないのがいまいち。どうせなら飛んで欲しかったぞ。
 ストーリーはあってないような、定番中の定番なので、省くとして、ロボットの姿はなかなか恰好良い。しかし、どうも全体的に大味で、ホットドックに照り焼きチキンと香草をはさんだんだけど、けっきょく上からケチャップとマスタードをかけちゃいました的な感じとでも言えばわかっていただけますかね。
 それと、対決のシーンは3Dだと画面が動いているので見づらく、ああ、2Dで観たい! と思ってしまう。3Dはもういいよというのが正直な感想。

 東宝はゴジラ、大映はガメラ、ああ、復活してくれないかなあ~。 

 
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建築学概論 [映画]

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 『グランド・マスター』がダメな人が、これは面白いから、ぜひ観て欲しいと言っていたので、根が素直なワタクシは、その言葉を信じ、鑑賞券なしの¥1,800も払って、観てきましたよ。

 韓国映画は「シュリ」に始まって、「猟奇的な彼女」とかは観てますが、韓流ブームが沸き起こってからは観てません。特に理由はないのですが。
 そんな中、本当に久々に劇場に足を運んでみると、やっぱり観客は女性ばっかり。それもオバさん率が異様に高い。そして、熱狂的なファンと思しき会話が聞こえてきたりと、、、。
 なるほど、この雰囲気が苦手なんだな、と、韓国映画を観なくなった理由を勝手に解釈してみました。

 それはそうとして、映画は、面白かったです。ベタな話を臆面もなく展開してしまうところなど、今の日本人には恥ずかしくて無理。逆に、どこか懐かしくて、ラブ・ストーリーをまさに正統派のラブ・ストーリーとしてきっちり描いてみせる手腕はたいしたものです。

 若手建築家スンミンの前に、突然、大学生時代につきあっていたソヨンが現れ、自分が住む家を作って欲しいと言う。
 「大学時代に作ると約束したじゃない!」と、半ば一方的にその約束を今になって強要され、スンミンは渋々設計を始めるが、彼の中には、未だ苦い想い出となって残る、大学時代の彼女の存在があった。
 15年前・・・。建築学科に通うスンミンは、音楽学科に在籍しつつ、建築学科の講義に参加するソヨンに心惹かれる。
 ある日、建築学の講義で、自分の住んでいる近くを写真に撮ってきなさいという課題が出され、家が近いこともあり、歩く先々で顔を合わせてしまう。そんなことがあり、親しくなる二人だが、スンミンは女子生徒の憧れの存在である建築学の先輩に恋心を抱いていた・・・。

 と、まあ、うろ覚えだけれども、こんなストーリー。

 誰でもが経験したであろう、精神的に幼いゆえに、成就しなかった恋愛。相手のことを好きなゆえに、ちょっとしたことが気になってしかたがない。信じてあげればいいのに、信じられない。相手のひと言に大喜びし、また、相手のひと言に、絶望する。
 大人、というか、中年になった今では、結婚していても、性格も育った環境も異なる、自分とは別の人格であると、嫁さんのことを考えられるようになっているけれど(これって、恋愛にとっては退化?)、10代の頃はそんな分別は持ち合わせてはいなかった。
 この映画の2人も、お互いが好きあっているにもかかわらず、ちょっとしたボタンの掛け違いで、お互いの関係がもろくも崩れ去ってしまう。
 あれから15年後、後悔を胸に、今ならやり直せるのだろうか・・・?

 ラストは苦い。それが大人の現実だろう。ベタベタな恋愛物語を描きながらも、そこに溺れない作者の冷静な視点がある。
 それと、小道具の使い方が上手。

 2度、3度と劇場に足を運ぶリピーターが存在するのもうなずける作品です。


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「グランド・マスター」 [映画]

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 ウオン・カーワイ久々の映画です。
 それもカンフーもの。
 ということは、単なるカンフー・アクションではないですな。

 この映画、実は一般的な評判はすこぶる悪い。
 仕事先の人も何人か観て、
 「う~ん・・・ アクションじゃあないんだよねえ」
 「スローモーションばっかり。それも夜のシーンばっかり」
 と、冷淡なコメントばかり。

 でも、鑑賞券買っちゃったし、ウオン・カーワイ好きだし、これまで全部観てるし(キムタク主演のやつだけ例外)・・・。
 
 と、恐る恐る劇場に足を運んでみたら・・・

 これが、面白い!!!

 オープニングの雨の中でのイップ・マン(トニー・レオン)の決闘シーンから、キターッって感じで、わくわくしてしまった。えしまった
 ウォん・カーワイ監督の最大の持ち味はスローモーションだと思う。
 古くは、サム・ペキンパー監督やイタリアのヤコペッティ監督等が多様したスローモーションを、さらに洗練させ、華麗にお色直しして、我々の目の前に提示して見せた。
 特に今作は、クローズアップの妙も注目すべきところで、雨の雫や、足元にたまった水たまり、それが跳ねるところと、まるで静止画の決めのポーズが永遠と続くかのようで、目が離せない。

 イップ・マン演じるトニー・レオンもカーワイ監督とは長い付き合いで、アジア映画のスターここにあり! の、オーラを身にまとう。まさに<静かなる男>の面目躍如である。
 一方の、チャン・ツィィーも、アジアを代表する女優に成長し、ここでも八卦掌(はっけしょう)の使い手として、華麗な技の数々と、美貌を惜しみなく披露している。
 この2人を中心に、これまたカーワイ監督の常連であるチャン・チェンが、中国国民党員で八極拳の使い手として、荒々しい技を披露する。ちなみに彼のエピソードは本筋とは関係ない。多分、編集時にカットされてしまったのか、それとも気まぐれな監督のこと、エピソードを膨らませる前に終えてしまったかのどちらかに違いない。それでも、その存在感は主役の2人を食うほど強烈だ。

 アクション・シーンも十分面白いが、それと同様に、トニー・レオン演じるイップ・マンとチャン・ツィイー演じるゴン・ルオメイの敵対関係ながらもお互いに惹かれ合う心情が美しい。それゆえに、拳法家の父親の後継者であり、なおかつ父親のかたきである形意拳の使い手マー・サンとの対決後のゴン・ルオメイの運命には心が痛む。映画の中でははっきりとは語られていないものの、前後の流れを理解すれば、すぐに気づくはず。涙なくしては語れない・・・。

 余談ながら、ボクのまわりでこの作品を観て、面白いと言った人、なし!
 ネットでの評判もかんばしくない。
 でも、昔からのカーワイ監督ファンならはまること請け合い。
 絶対に面白いですよーっ!!!

 
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『霧島、部活やめるってよ』 [映画]

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 ちょっと変わったタイトルに惹かれたのと、原作が書店に並べられていたのを目にしていたので、ふらりと劇場に足を運んでみた。

 場所は新宿バルト9。ここってエレベーターで上に登らなきゃならないからかなり面倒臭いんだけど、ちょうどいいタイミングで上映しているのがここだけだったので、まあ、しかたないか、、、と思って行ったら、空いている席が一番前と2列目の2つのみ!!

 ど、どうなってるの???

 余裕で座れると思っていたから、マジですか!!! って感じ。

 さて、両隣を女性に挟まれて観る 『霧島、部活やめるんだってよ』 は、なかなか考えさせられる映画だった。
 
 特に事件は起こらない。「バレー部の桐島が、どうやら部活を辞めたらしい・・・」という噂だけが、提示される。で、肝心の桐島は、あちこちで噂にはなっているにもかかわらず、最後まで登場しない。
 ほほお~、この手法は、演劇好きならご存じの通り、ベケットの「ゴドーを待ちながら」と同じだ。ゴドーもやっぱり現れない。
 だから主人公は、バレー部を辞めたらしい人気者の桐島ではなく、彼の友人たちであり、同じ部の部員であり、直接桐島と関係がなきにもかかわらず、間接的に影響されてゆく者たちである。
 そのドタバタした様子が、複数の登場人物の視点で描かれてゆく。なので、形を変えながら、一部重複したシーンが2度、3度と登場する。これなどさしずめ、劇団「マームとジプシー」(同じシーンが何度となく繰り返される)が得意とする手法だ。監督が芝居好きかは知らないが、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』で、本谷有希子による戯曲を映画化していることもあるし、もしかしたらそれもあるかも。

 それにしても、今の高校生たちの置かれた状況だとか、彼らが紡ぐ人間関係だとか、一見明るい笑顔の裏に、こんなにも淀んだ空気が蔓延しているのにはやはり驚かざるを得ない。
 表向きは仲良くても裏では・・・みたなことはどこでもある話なのだが、仲間外れになりたくないがために取る行動や、表向きの関係を維持するための気遣いなんて、まったく息苦しいばかりだ。それならいっそう孤独になってしまえと、そこまで吹っ切れるわけでもないから、結局は体裁良く自分を取り繕う。
 ボクが高校生だった頃も似たようなことはあったが、もう少し単純だったと思う。これじゃあ、今も未来も変わらない<灰色の日々>が永遠に続くようだ。
 そんな中、どん臭い映画部のオタクたちだけが、自分のやりたいことを、他人に疎まれようがやっているという事実は押さえておいてしかるべきだろう。

 少し前、山手線の電車の中での大学生と思しき男2人、女2人の会話が想い出される。
 女「仲が良くても、友達には悩み事とかは打ち明けないなあ・・・」
 男「え? なんで?」
 女「だって、なんかわずらわしい感じがするじゃない?」
 
 友達には、自分の情けないところとか、ダメなところもひっくるめて、開けっぴろげに出しちゃうもんだとばっかり思ってました。
 違うんですか???


 
 
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『バットマン:ダークナイト・ライズ』 [映画]

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 けっこう期待していたんですよ。
 ほら、前作の『ダークナイト』が良かったものだから、こう、期待値がググッと高まって、久々に、観てーっ!! て感じになっていたのよ。
 で、実際に観てみたら、、、う~ん、がっかり・・・。

 どこががっかりかと言うと、


 ◆バットマンが弱々しい
  悩めるダークヒーローなので気持ちは分からなくもないんだけど(前作で市民から石投げて追われるような状況だったし)、でもさあ、8年間も姿をくらましって、実は屋敷から出て来ない引きこもり状態、なおかつ足は引きずっているわ、表情は憔悴しきってるわで、のっけからまったく精彩のないブルース・ウェインてのも魅力なくないですか?

 ◆悪役ペインの行動の理由が分からない
  冒頭から弱々しいバットマンことブルース・ウェインに対し、異様な出で立ちのペインが、暴力全開で強烈な個性を発揮するのだが、なぜ彼がゴッサムシティ壊滅に執着するのかの説明がない。なので話の核となる一番肝心なこと抜きで事件が起きても、いまいちピンとこないのだ(後半になって、説明しないのではなく、出来ないのが判明するが)。


 =ちょっとネタバレあり=

 ◆事件の真の犯人が判明するも?
  一連の事件を裏で操っている真犯人が判明するも、はあ~?? って感じで、話をひっくり返すための無理やりな力技でしかなくシラケる。だいたいカンの良いひとなら、こいつ胡散臭くね? とピンとくるし。

 ◆ご都合主義のシナリオ
 で、真犯人が判明したとたん、凶悪犯ベインは、一転、愛の人になっちゃうし(笑) それでも動機は薄っぺらだし。ん~、どうしたもんかいな。
 おまけにバットマンの最後は最後にあらず??? はたまた、もしかしたらバットマン以上の主役扱いっぽいジョン・ブレイク刑事の顛末とか、全体が大団円に向けての仕込みなのが明快で、なるほどねえ・・・と納得は出来るものの、そのあざとらしさにちょっと拒否反応も。

 =ネタバレ終了=


 じゃあ、手放しで良かったのは、、、というと、女泥棒のセリーナを演じたアン・ハサウェイ。
 いやあ~、美人だなあ・・・。後にキャットウーマンになる黒のスーツもさまになっていて、その出で立ちでバットマンご用達のバイクに乗る姿には、下半身にズン! と、くるものがある。

 けしてつまらないわけではないのだけれども、後半のシナリオのチープさが致命的。
 結果的に、前作が出来過ぎたのね、って話で終わってしまいそうなのがつらいね。

   
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『ドラゴン・タトゥーの女』 [映画]

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 とっても長~い原作『ミレニアム』が世界的なベストセラーになり、まず、本国、スエーデンで映画化。これは言ってみれば前座(?)のようなもので、その後、満を持しての本作の登場となった!!!。

 ・・・!!!なんてわざとらしく記したのも期待の表れなのだが、う~ん、どうなんでしょう?

 監督がデビッド・フィンチャーと聞いた時には、期待はしつつも、実はちょっと外すんじゃないかなあ・・・との不安もあった。だって、
 フィンチャーで面白かったのって、結局は『セブン』だけじゃないの???
 とかって、実はみんな思っていない?
 ねえ~。
 鳴り物入りの『ファイトクラブ』なんて、結局は一人おバカ状態のアレレ映画だったし。

 原作は3部作、冊数にすると6冊にも渡る大長編。こりゃまるで『カラマーゾフの兄弟』だぜ! もちろん内容じゃなくて、長さが。この『ドラゴン・タトゥーの女』は3部作の第一部に当たる。

 スエーデンでも有数の財閥一族の元会長から、40年前の少女失踪事件を調べて欲しいと依頼がミカエル(雑誌記者)に入る。元会長は、少女は一族の誰かに殺されたに違いないと確信していたのだが、証拠などないし、そもそもそれがいったい誰なのかも分かっていない。
 ミカエルは政治家の汚職事件をレポートし、雑誌に発表。しかし、相手から名誉棄損で訴えられ、敗訴。賠償金として有り金すべてを巻き上げられ、記者生命も危うい。
 事件を調べ始めるうちに、天才的ハッカーの少女を紹介され、一緒に事件を調べることになった。彼女の名はリスベット。背中にドラゴンのタトゥー、顔にはピアス、痩せて陰のある少女である。
 ミカエルはこの奇妙な少女と調査を始めるが、案の定、調査はすんなりとは進むはずもなく・・・。

 話の骨格はとても興味深い。きっと小説も面白いのだろう。しかし、映画は、、、つまらない。
 一族には当然色々なキャラクターの人物がいるのだが、性格描写がまったくおそまつで、犯人はこいつだ! と、種明かしをされても、そもそもキャラクターがしっかり描かれていないため、まったく実感がわかない。はあ~??? って感じなのだ。それは動機に関してもまったく一緒で、それがどうした? とか思ってしまう。なので、観終わった時点でも、で、結局、この事件、なんだったんだろう??? と、なっておしまい。

 唯一、リスベットのキャラだけが際立っていたのが救いで、パソコンを操りながら、バイクを飛ばすところなんか、かっこいいーっ!!! そんな彼女にも、人には言えない悲惨な過去があるようだが、それは第二部以降になるのか、この第一部では触れずじまい。予想するに、実の父親から性的虐待を受けていたというような話だとは思うが、それだけではありきたりなので、もう少し複雑なはずだ。

 完全映画化だそうなので、順次、第二部、第三部も制作されるはず。乗りかかった船なので、引き続き観てもいいが、過度な期待は抱かないようにしようっと。
 
 
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『小惑星探査機はやぶさ―遥かなる帰還―』 [映画]

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 はやぶさ映画の第二弾です。
 はやぶさ好きな我が家のイケメン君は映画の公開を心待ちにしていて、公開初日に観ようと計画していたのですが、あいにく、今流行のインフルエンザ(B型)に感染してしまい、劇場に行くのが一週間延びてしまいました。それも丸々一週間学校を休んだまま週末に突入→そのまま劇場に駆けつけるという事態に・・・。

 今や世界の渡辺謙がはやぶさプロジェクトのチーフである川口淳一郎氏を演じます。ちなみに前回の『はやぶさ/HAYABUSA』では、佐野史郎が演じておりました。

 いまさら物語を説明する必要はないかと思います。
 この後、藤原竜也主演の『おかえりハヤブサ』も、3月に公開を控えております。
 同じ題材で3本もの映画が撮られたのは前代見物。それだけはやぶさの帰還はビッグ・サプライズだったわけです。方や日本映画の企画力不足を露呈しているとも言えますが。

 イケメン君と二人、観終わった感想は・・・。
 「3回泣いたあ~~~!」
 これが第一声。
 テレビのドキュメンタリー番組で観て、本も買って、前回の映画も観て、物語は頭の中で何度もリピートしているはずが、やっぱり感動しちゃうんですね。子どもとは純粋なものです。
 とか言いながら、ワタクシもやっぱり感動してしまいました(笑) お恥ずかしい限りです。

 東映映画だからでしょうか? 画面の色合いがまるで70年代の映画かと思われる雰囲気を色濃く醸し出しています。テレビドラマのデジタル撮影に目が慣れてしまっているので、余計に、映画~!!! って感じがします。凄くフィルム臭いのです。
 それに加え、たまたまこの前、BSでスタンリー・キューブリックのドキュメンタリーを観て、移動するカメラを用いた撮影方法に改めて驚かされた身としては、ごくごくオーソドックスな画面作りなものだったから、ますますそんな気がしたのでしょう。

 川口ならぬ山口の役名で、渡辺謙が存在感のある演技を見せてくれるのもあり、子ども向けファンタジーどころか、まるで社会派映画のような雰囲気です。ターゲットをけっこう高めに設定したのでしょうか? 大人のドラマです。
 それに加え、物語の語り部となるのが、新聞記者の夏川結衣。彼女の父親で町工場の社長である山崎努もかなりの比重の置かれ方で、昔風(東映風?)の泥臭い人間模様も描かれている。イオンエンジンを設計した江口洋介と吉岡秀隆もしかり。

 余談だが、先の『はやぶさ/HAYABUSA』の時の役柄を、今作では誰が演じているのか、比べて観るのも一考かと。


   


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『インモータルズ~神々の戦い~』 [映画]

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                    『イモータルズ ~神々の戦い~』


 以前にも書きましたが、最近のタイトルはどーも覚えられん!
 インモータルズってどういう意味よ? わかんねーって!
 ちなみに辞書を引くと、、、「不死の」「不滅の」「神の」とか書かれてあった。
 imは頭にくる非定型だから、基本単語はmortalになる。これだと「死ぬべき運命の」「致命的な」というような意味なので、まあ、納得はできるが、普段使う単語じゃないでしょ。サブタイトルだけじゃなくて、題名そのものを日本語にして欲しいなあ。

 制作は『300』の制作チーム。そういえばあちらも古代ギリシャ(スパルタ)を舞台にした戦いの物語だったっけ。監督は『300』とは違うんだけど、テイストや撮り方には共通点がうかがえる。特にバトルシーンでは。
 2D、3Dあるが、そろそろ3Dに飽きてきたワタクシは、迷わず2Dを選択。だって2Dの方が色がビビッドできれいなんだもん!

 まずは物語の前提として、
 <善と悪の激しい戦いがかつて繰り広げられて、神が勝利し、悪は地の奥深く封印された・・・>
 これを覚えておきましょう。
 で、人間界では、悪の王ハイペリオンが、封印された悪の力を使ってギリシャを征服しようとの野望を抱き、善と悪の戦いの時に使用された弓を探し、その弓で悪を解放しようと画策する。
 一方、身分は低くとも、心身ともに立派に育った青年テセウスは、ハイペリオンによって最愛の母を殺された復讐に立ち上げる・・・。

 なかなか日本人には身近なようでいて遠いギリシャ神話。
 酒の神バッカスや、アキレス腱の由来にもなった戦いの神アキレス、海の神ポセイドン等々、多少は知ってはいても詳しいことになると、? だったりする。
 それでも神々の世界と聞けば、何か壮大で華々しいイメージがあり、つい興味を惹かれてしまうのもまた事実。
世界観が壮大ゆえ、2時間半ほどの上映時間も逆に短く思え、なんとなくダイジェストを観ている感もなきにしもあらず。どうせなら『レッド・クリフ』みたいに全編・後編でもよかったかも。

 圧巻は金粉ショー(?)さながらの全身金キラ衣装を身にまとい、悪と戦う神々の勇士。スローモーションを効果的に用い、人間をはるかに超えた神様バトルを堪能させてくれる。それと、『300』の時同様、狭い中での接近戦に冴えが見られる。

 続編はないだろうけれど、もう少しこの世界観を体感していたかったなあ・・・と思える。
 そう考えると、NHK-BSで放送したイギリスのTVドラマ『大聖堂』(ケン・フォレット原作)みたいに、45分、全8話とかの方が向いていた? かも。


 PS.突っ込もうと思えば、突っ込みどころ満載とも言えるので、評価はおしなべて低し、、、なんだろうけど)
 

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『エイリアン・ビキニの侵略』 [映画]

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 一見して?????なタイトルである。
 ビキニを身に付けたエイリアンなら侵略されたい気持ちもなきにしもあらずだが、ことが地球の滅亡にかかわるのだから、そんな悠長なことは言っていられないだろう。
 サブタイトルも「精子を出したら、地球滅亡」とはわらかしてくれる。
 それでもゆうばり国際ファンタスティック映画祭グランプリ受賞ってんだから、箔が付いたのか付かないのか、いまいち不明なれど、上映時間も1時間15分と短いことだし、それじゃあ観てみようかと、会社の同僚3人とボケ面こいて出掛けたのであった。

 STORY:金なし、女なし、でも正義感あり、でも童貞な三十代半ばの男、ヨンブン。一人地球防衛軍な彼の前に、やくざ風の男たちにからまれている女が・・・。得意のテコンドーで何とか男たちをなぎ倒し、ケガをした彼女を自宅で介抱していると、女はどうやら彼が気に入ったらしく、モーションをかけてくるではないか!
 おお、、、とか思いつつ、露骨に迫って来る彼女に、結婚するまでは貞操を守ると固く心に誓っていた手前、下半身の興奮を抑えつつ、それじゃあ明日にでも結婚しようと女に言うヨンブン。しかし、彼女は日中に妊娠しないと一生子供は授からないと、なおも無理矢理彼に迫る。その迫り方は次第に度を超えて、SM縄地獄やら窒息鼻から一気飲みやら、尋常じゃなくなってきて・・・。

 早い話、女エイリアンに狙われた男のとんでも話なわけだが、半分以上がヨンブンの部屋で展開する密室劇のごとし。アホなアイデア一発芸なんだけれど、バカバカしさ満載でけっこう楽しめた。
 やる気満々の女を前にして、延々とジェンカをする件など、アホカ! と、つい突っ込みを入れたくなること必至。それに今時必死に童貞を守るなんてシチュエーションが、ヘタレな主人公を外見以上に際立たせていて、つい失笑してしまうのだ。
 でも、女エイリアンに扮したこの女、島谷ひとみ似で、けっこういい。いや、かなりいい!!
 水着ならぬ下着姿になった時の適度な肉のつき方がリアリティあるもの。お腹まわりとか、もうちっと腹筋してもいいかもしれない、、、って感じ。この感じにビビッと反応してしまう自分が正直嫌だが、それだけこちらも年を重ねたってことで、これはこれで喜ぶべきかも(?)

 女エイリアンによって地球は滅び去るのか、それとも・・・。
 実は壮大な物語を秘めたこの映画の結末は、、、あれ、どうだっけ???
 ・・・忘れた!!!


 PS.ちなみにこの作品、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭でグランプリを受賞しております。だからどうした? ってとこですが。

 
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