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水、清ければ・・・さよなら西川口(涙) [ニュース]

 ■JR西川口駅周辺=違法風俗店ほぼ壊滅(07年2月11日付 読売新聞より)

 京浜東北線西川口駅周辺は、知る人ぞ知る裏風俗のメッカとして、長きに渡ってマニアを楽しませてきた。
 特に西口から右に入った一番街は、日が暮れると共にいっせいにネオンが灯り、どこか垢抜けない寂れた一地方都市から、華やかなイルミネーションに彩られた<男たちの楽園>へと様変わりする。
 風俗街というと何やら危険な匂いがしそうであるが、ここはいたって安心で、客引きさえも節度を持って客に接してくれる。その点、吉原の方がよっぽど危ない。
 また、店も "ボッタクリ" などなく、至ってリーズナブルな料金で初心者でも楽しむことが出来る。

 そんな<楽園>に異変が起きているとの噂は、何度かTAOの耳にも届いていた。しかし、実際に確認する理由もすでになく、心の片隅に引っかかってはいたものの、そのままにしておいた。

 摘発は以前から行われてはいた。ただし、多くは未成年者を雇っていた場合に限られ、それ以外は街と風俗経営者が上手く共存共栄しているように思われた。
 また、日本に観光ビザや学生ビザで入国し、風俗業にいそしむ不法就労者の問題が大きく取り上げられたのをキッカケに、俗に外人風俗店が摘発を受けたこともあった。

 西川口駅を利用する地元を生活圏とする人たちにとっては、自分の暮らす街が風俗で有名なのは確かにあんまり見てくれの良いものではないとは思う。子供も一番街はさすがに足を向けられないだろうし。

 しかし、集中的な取り締まりのおかげで、これまで風俗店は壊滅状態に陥り、街には人影がプッツリと途絶えたようだ。記事には04年8月に198店あった風俗店が、今年1月には5店を残すのみになったと書かれており、まさに街は死滅してしまったようだ。

 夜な夜なこの街に足を運ぶ男たちが落とす金額も、実はかなりなものだったろう。風俗店はもちろんだが、近くの飲食店にも風俗帰り(?)の客もかなりの数いたはずだ。いわば街自体が彼らに依存していたわけだ。
 そんな彼らを追い出した後に、西川口はどう変わってゆくのだろうか? いや、どう変わってゆけるのだろうか?  今さら鋳物の街を売り出すわけにもいかないだろうし、美術館の街というもう一つの顔を持とうとしている六本木のように、NEWバブルっぽい変身だって期待出来ないし。

 水、清ければ、魚住まず・・・じゃないけれど、はい、街はこんなに安全で奇麗になりました。でも、死に絶えました。ってなことにならないように、まあ、頑張ってみてよ。  そして、新しく生まれ変った街に足を運び・・・・・・・・・・・・たくなんかねぇよ! 

 
* 追記
 気になったら調べよう! の西川口探検隊がさっそく現地取材に行って来ました。
 たしかに西口の一番街はネオンもなく、寂れたただの暗い路地になってました。
 ついでに東口に足を向けてみる。ポン引きのオヤジと、名古屋から出稼ぎ中で、久しぶりに遊びに来た30代後半の男性とTAOとの3人で、扉の閉まった店の前で、しばし話込んだ。
 そのポン引き曰く、取り締まりの影響は、2年程前から徐々に出始めてはいたらしい。それでも元気に営業していたのだが、昨年から一気に厳しくなって、今では通りは暗く、人通りもまばらになってしまったと嘆いていた。風俗店のみならず、隣接する飲食店も人が入らず、今回の件はみんな迷惑していると、半ば諦め顔だった。もう、店舗を構えた形態では無理だね、とも言っていた。
 出稼ぎ中の男性は、ちょっと一回りしてくる・・・と言ってTAOとは分かれたが、かなりガックリしている様子だった。

 ■以下、TAOの撮影した通りの様子です。
 ↓   ↓   ↓


「一番街」の入口。ネオンの灯りなどどこにもありません。


通りを入ったところ。


その通りの真ん中あたり。閉じられたシャッターには<立入禁止>の張り紙が・・・。


ビル全体が風俗店だったところは、まさにもぬけの殻。


ゲーム喫茶もこんな状態です。


女の子募集のチラシも、今となっては空しいだけ・・・。


タグ:西川口
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