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アラブ・ミュージックとは? [音楽]

 アハラン・ワ・サハラン
 (こんにちは)
 ようこそ、アラビア語講座の時間です。
 今日のスキットは日常会話の進め方を勉強しましょう。
 では、さっそくスタート!
 ..........って、出来ねえよ!

 アラビア語は出来なくとも、アラブ・ミュージックは楽しめます。
 中東といえば連日新聞各紙で報道されているように、やれ自爆テロだ、やれシーア派とスンニ派の対立だ、アル・カイーダ、ファタハ等々、地球の裏側で起きている生々しい話ばかりが伝えられています。先日もイスラエルがガサ地区を攻撃、アメリカはこれを容認などというきな臭いニュースが飛び込んで来ました。いったい世界はどうなってしまうのでしょう?

 まあ、ここではそんな時事問題は置いておき、中東の人々が日頃楽しんでいるポピュラー・ミュージックを取り上げ、その魅力の一端をお伝えすることにしましょう。

 アラブ・ミュージック界にこの人ありき。そんな人気も実力も兼ね備えたのがこの二人。
 まずは男性から、

            
 ◆アムル・ディアブ(AMR DIAB)
 モロッコ出身。アラブ歌謡界のスーパースター。30代後半。美男子壊滅状態のアラブ系の中では比較的美形か?欧米音楽の流行を上手く取り入れ、すかさず自分の物にするセンスはなかなかのもの。歌の実力も確かなものがあり、アップ・テンポもバラードも両方いけるのが強み。強烈に回るコブシは北島三郎をも上回る、まさに最強!

          
 ◆ナンシー・アジュラム(NANCY AJRAM)
  若きアラビア歌謡界の女王。多分20代半ば。NHKのアラビア語講座でインタビューされてました。正直美人度ではいまいちの感もあるが(失礼!)、その庶民性が受けて、一躍親しみ度NO.1へ。もちろん歌は上手い。ビデオ・クリップを何度も見ているうちに、なんとな~く好きになっている自分を発見して驚き! 今はけっこうファンです(笑)

 注)アラブ歌謡に共通しているのは、コブシ。これがちゃんと回らないと一流の歌い手とは呼んでもらえない。それと微妙なビブラート。この二つが西洋音階とは異なるアラビア音階に乗った時、これまでにないアラブ・ミュージックの魅力にドップリとはまる事請け合い。いや~、本当、癖になりますから!

 以下はTAOが気になっているアーティストを、適当に見繕っての紹介です。


          
 ◆ハキム(HAKIM)
  アラブ・ミュージックの貴公子? かどうかは知りませんが、一部、そう呼ぶ方もいらっしゃるとか。この人の特徴はとにかくかん高い声! 頭のてっぺんから突き抜けるような高音がたまりません! それになんと我らが故JBと競演してしまうという大胆さにも舌を巻きます。正直、好き嫌いが分かれる類の歌い手。でもそのへんにいる街の兄ちゃんて雰囲気はイケる。

          
 ◆ダニエル(DANIELLE)
 美人です。個人的に、か、な、り、好きです。大人の女の落ち着きと妖艶さを併せ持つその美貌が、男心をグッとわしづかみにします。キリリとした眉、突き刺さる視線、そして両端がキュッと上がった形の良い唇が、もう、たまりません! 声も容姿同様、ハスキー。一足先に、イ、カ、セ、テ、いただきます!

          
 ◆サミ・ユセフ(SAMI YUSUF)
  ダニエラが大人の女性なら、こちらも大人の落ち着きを身につけた男の中の男です。寡黙な男の心情を歌に乗せたら天下一品。アッ・ラーを称えた歌からラブ・バラードまで、これからの季節、じっと耳を傾けるには最高でしょう。アラブ系で唯一例外な男前でもあります。

          
 ◆アミ・ヤズベク(AMIR YAZBEK)
  本人勘違いの二枚目半のキャラクターが見事にはまってます。上の写真はイタリアン・マフィアみたいでいまいち冴えませんが、ご本人様はもっと気さくな感じです。曲もそんなキャラクターに合わせて、アップ・テンポなものが多い。中でも『YALLA NESHAR』と『SHERY BERY BEM』はノリの良さとおバカ・キャラが合体した傑作。

          
 ◆ナグラ(NAGLA)
  お色気路線まっしぐら! ご年配や辛口の評論家(?)にはとことん受けが悪いものの、若者からは高い支持を受けております。はっきり言って歌はドヘタです。しかし、それがなんだというのでしょう? 戒律の厳しいイスラム社会での、歌って踊る、動くエロ本だと考えればその価値は十分にあるはずです。個人的にはあまり好きではありません。しかし、支持する兄ちゃん達の気持ちもよ~く理解出来ます(笑)

          
 ◆ディナ・ハヤック(DINA HAYEK)
  最近知りファンになりました。先に紹介したダニエラ同様、美人だけが身にまとうオーラがその表情から発散されています。すいません、こういう顔が、ただただ、好きなんです!!!(泣) 女性らしいおしとやかな雰囲気はなかなか貴重な存在と言えるでしょう。ただし化粧によってはかなり派手! でもそれも良し!

          
 ◆ブージー・サミール(BOOSY SAMIR)
  BOOSYという名前自体が英語のBOOB=「おっぱい」から取られた名に違いないとのTAO説は100%正しい。その証拠に巨乳である。肉体派女優ならぬ肉体派歌手としてナグラと人気を二分。以下、ナグラと同文の為、省略!

          
 ◆ギラ(GIRA)
  例えれば中東のブリトニー・スピアーズといったところでしょうか。いえいえ、今の暴走中のブリちゃんじゃなくて、数年前の格好良かった頃のです。お間違いのないように。可愛い顔をしていますが、どうしてどうして、AHMED FAWZYとのデュエットで歌った『NO SHARON』は、アラブ人の立場からイスラエルのシャロン首相を批判した政治ソングだった。この娘、怖い物なしか??? 

 先に紹介したアムル・ディアブ、ナンシー・アジュラム、ハキムの三人は外資系レコード・ショップで購入可。それ以外のアーティストについてはまず入手不可。彼等彼女等を紹介する媒体も日本には皆無。なのでTAOも独自のルートで新作情報や新曲を楽しんでいます。なに、今やWWBは世界に張り巡らされている時代。知りたいという欲求があれば、どこかでなにかが引っ掛かってくるはずです。
 まさに今現在流れている彼等の歌を知ることで、遠いと感じていたアラブの人達の日常に触れられるのも、また大いなる楽しみです。

 このブログを偶然読んでいるあなた、あなたはこんな<TAO WORLD>についてこられますか? もし仮についてこれるなら、一緒に音楽を楽しみましょう!!!


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