そして、やっぱり、和服、でもって美女 [雑記]
芝居が終わって外に出ると、ほんの一時間半ほど前に立っていた同じ場所が、微妙に別の空間に感じられて、まるで写真で見たことのある外国の街へ迷い込んだかの如くであった。
例えるなら "異邦人" とでも呼ぶべき違和感か。
新宿に戻り、、、とはいっても飲み屋が開くのはたいがい5時から。
さて、どうしたものか・・・と、思案していると、駅の改札の横に「花園神社 酉の市」の小さなポスターが。
そうだった、今日は酉の市、それも三の酉じゃないか!
なのでちょっとばかり立ち寄ることにする。
それにしても毎度毎度、やっぱり混んでいる。
特に最終日の三の酉なので、みんなここぞとばかりに押し寄せる。
それでも隙間を縫って、数々の色鮮やかな熊手が飾られているお店を徘徊する。だってせっかく来たのにお店を見ないなんてもったいないでしょ?
店の奥まったところに人だかりがあり、近寄ってみると、あれま、ドデカイ熊手が!!
何と人の背丈よりもでかい。
その周囲では記念撮影をする人まで出る始末。
もちろんワタクシも一枚撮らせていただきましたよ。それが ↓
さて、そんなこんなで時間もちょうど5時になり、和服の彼女はこの日のために急ごしらえで建てられた飲み処にも興味深々ではあったのだが、
「高いんだろう、その着物・・・」
汚したり傷をつけたら一大事ということで、その案は即座に却下と相成った。
改めて向かったのは歌舞伎町にある和食屋。
この店は何度か利用したことがあり、美味しくてリーズナブルであり、かつ、店員の接客態度が良いという、ありそうでなかなかない店なのだ。
時間が早いせいか、予約なしの飛び込みでも、二人用の個室を用意してくれたのはさすが!
さっそくビールで乾杯!!
ついですぐさま「十四代」と「黒龍」で喉を潤す。
先ほど観たばかりの芝居の感想を語り合い、内容もそうだが、役者一人一人の身体の線が整っていて美しかったとか、体重の移動の仕方がスムーズなので足音もほとんどしなかったとか、まあ、気がついたことをざっくばらんに言い合う。
また、図書館で働きながら手話を学んでいる彼女から、図書館を訪れる一風変わった閲覧者についての話を聴く。
きっちりとスーツ着込んで毎朝図書館を訪れる老人の、行き行きした様子など、自分も歳を取ったらそうなりたいと思わせるものがあり、微笑ましい。
かと思えば映画『レッドクリフ』公開に併せたかのように、『三国志』が良く借りられているらしいのだが、おかしいことに、金城君の役名は誰だっけ? とか、話を短くまとめたものはないのか? とかの質問をされたそうだ。確かに吉川英治の原作を読もうとすると全8巻あるからねえ~。
もしかしたら図書館って、格好の人間観察の場なのかも(笑)
話しながらフッと思ったことがある。
それは、お互い手酌で飲んでいること。
普通はどちらかが気を使って、お猪口が空くと継ぎ足したりするものなのだが、それはなし。でも、この勝手にそれぞれやりましょうや、、、というスタイルが実は自分には合っているのだ。
多分、彼女もそうなのだろう。変な気遣いは無用。それでいいのだ!
どうやら席も満席になり、時間制でもあり、店を後にする。
それでもまだ7時半なので、もう一軒、昔から知っているバーで飲み直す。
彼女はママさんに着物を褒められ、まんざらでもなさそう。
そこで11時まで飲み、新宿駅で別れた。
もうじき師走。このブロクを書いている今はすでに師走。
また例年と同様、このひと月はあわただしく時が過ぎてゆくだろう。
自分はこの一年、楽しく過ごせただろうか? 後悔はしなかっただろうか?
新宿の街は人でごった返し、喧騒は朝まで続くに違いない。
着物姿の彼女もまた、その中に消えてゆく。
後は振り返らない。
例えるなら "異邦人" とでも呼ぶべき違和感か。
新宿に戻り、、、とはいっても飲み屋が開くのはたいがい5時から。
さて、どうしたものか・・・と、思案していると、駅の改札の横に「花園神社 酉の市」の小さなポスターが。
そうだった、今日は酉の市、それも三の酉じゃないか!
なのでちょっとばかり立ち寄ることにする。
それにしても毎度毎度、やっぱり混んでいる。
特に最終日の三の酉なので、みんなここぞとばかりに押し寄せる。
それでも隙間を縫って、数々の色鮮やかな熊手が飾られているお店を徘徊する。だってせっかく来たのにお店を見ないなんてもったいないでしょ?
店の奥まったところに人だかりがあり、近寄ってみると、あれま、ドデカイ熊手が!!
何と人の背丈よりもでかい。
その周囲では記念撮影をする人まで出る始末。
もちろんワタクシも一枚撮らせていただきましたよ。それが ↓
さて、そんなこんなで時間もちょうど5時になり、和服の彼女はこの日のために急ごしらえで建てられた飲み処にも興味深々ではあったのだが、
「高いんだろう、その着物・・・」
汚したり傷をつけたら一大事ということで、その案は即座に却下と相成った。
改めて向かったのは歌舞伎町にある和食屋。
この店は何度か利用したことがあり、美味しくてリーズナブルであり、かつ、店員の接客態度が良いという、ありそうでなかなかない店なのだ。
時間が早いせいか、予約なしの飛び込みでも、二人用の個室を用意してくれたのはさすが!
さっそくビールで乾杯!!
ついですぐさま「十四代」と「黒龍」で喉を潤す。
先ほど観たばかりの芝居の感想を語り合い、内容もそうだが、役者一人一人の身体の線が整っていて美しかったとか、体重の移動の仕方がスムーズなので足音もほとんどしなかったとか、まあ、気がついたことをざっくばらんに言い合う。
また、図書館で働きながら手話を学んでいる彼女から、図書館を訪れる一風変わった閲覧者についての話を聴く。
きっちりとスーツ着込んで毎朝図書館を訪れる老人の、行き行きした様子など、自分も歳を取ったらそうなりたいと思わせるものがあり、微笑ましい。
かと思えば映画『レッドクリフ』公開に併せたかのように、『三国志』が良く借りられているらしいのだが、おかしいことに、金城君の役名は誰だっけ? とか、話を短くまとめたものはないのか? とかの質問をされたそうだ。確かに吉川英治の原作を読もうとすると全8巻あるからねえ~。
もしかしたら図書館って、格好の人間観察の場なのかも(笑)
話しながらフッと思ったことがある。
それは、お互い手酌で飲んでいること。
普通はどちらかが気を使って、お猪口が空くと継ぎ足したりするものなのだが、それはなし。でも、この勝手にそれぞれやりましょうや、、、というスタイルが実は自分には合っているのだ。
多分、彼女もそうなのだろう。変な気遣いは無用。それでいいのだ!
どうやら席も満席になり、時間制でもあり、店を後にする。
それでもまだ7時半なので、もう一軒、昔から知っているバーで飲み直す。
彼女はママさんに着物を褒められ、まんざらでもなさそう。
そこで11時まで飲み、新宿駅で別れた。
もうじき師走。このブロクを書いている今はすでに師走。
また例年と同様、このひと月はあわただしく時が過ぎてゆくだろう。
自分はこの一年、楽しく過ごせただろうか? 後悔はしなかっただろうか?
新宿の街は人でごった返し、喧騒は朝まで続くに違いない。
着物姿の彼女もまた、その中に消えてゆく。
後は振り返らない。
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