ドイツワインと着物と、、、美女 [訪れた料理店]
このブログに不定期で登場する着物の美女と久しぶりに食事をする。
そんな時はさて、どこでなにをいただきましょうかと、それなりに気を使うものです、、、というほどでは全然ないのだけれど、やっぱり多少は気を使う。
①焼肉は(個人的に)好きだが、煙と匂いが着物についたら、やっぱまずいだろうとか、
②席と席の間があんまり狭苦しい店だと座りづらいだろうとか、
③トイレが狭いと着物だとつらいんじゃないかとか、まあ、ひと通り考えたりします。
それと、毎回同じ店だとつまらないし、その点ではやはりちょっとしたハプニングは必要だとも思ったりします。
そこで、今回選んだのが<リースリング>という名のワインを飲ませる店。
新宿西口を大久保方面に進み、青梅街道を過ぎたあたりの裏道に、ひっそりとたたずんでいるのが奥ゆかしくていい感じ。
ちなみにお店の名前の<リースリング>とは、ドイツワインによく使われるぶどうの品種。
その名の通り、美味しいドイツワインをリーズナブルな値段で飲ませてくれる、良心的なお店なのであった。
さて、久々に会った着物の美女は、夏らしい淡い色に模様の入った涼しげな着物だった。
それに比べこちらはお世辞にも格好いいとは呼べない、まあ、なんだ、いつも通りのジーンズに白い半袖の木目のシャツといういでたちで、ちょっとアンバランス。まあ、まいどのことなので気にしていないが。
先に到着していた彼女はスパークリング、後のボクはドイツビールを飲みながら、ここ数年彼女が力を入れている手話の話をする。ちょっと前にNHKで放送した「手話プロレス」を録画したDVDを渡すと、ちょうど見落としていたらしく、持って来たかいがあったと、内心ほくそ笑む。この番組を見て、彼女の言っていた耳の聴こえない人の拍手が、両手でキラキラなのが初めて理解出来た。
その後、しばらく前にボクが読んだ『マンガは哲学する』(このブログでも紹介済)について話す。先にボクがこの本を読んでいると伝えていたので、彼女も図書館で同じ本を借りて読んでいた。
藤子不二雄の漫画にこんな深い意味が!!
『デビルマン』はなんて哀しい漫画なんだ!!
とか、まあ、勝手に二人で驚いたのだった。
それ以外にもダライ・ラマの話とか、話題が多方面にポンポン飛んで行くのはいつものことで、それに合せてリースリングの辛口や、ピノ・ノワールを飲みながら、いいねえ、ドイツワイン! とか思う。
お店の方に、なんでドイツワインの店をやろうと思ったのかとの疑問をぶつけてみると、
「ドイツにいたんで、ドイツワインて美味しいじゃないか!」
と、単純に思ったそうだ。
ワインといえばフランスというのは昔から定説だが、確かにフランス以外にも美味しいワインはたくさんあるし、ドイツもここ5~6年は若い熱心な人の努力で、かなり技術が向上し、ずいぶんと種類も広がり、選択の幅が増えたのはまぎれもない事実。
最後はお店の方も会話に加わっていただき、モーツアルトのオペラを大阪弁でやったものを見た!とか、でも、それってモーツアルト? とか、そんな話をしばらく聞かせてもらったのだった。
帰り際、着物の美女も着物を褒めてもらってまんざらでもなさそう。
そしてなによりも気さくな店の雰囲気といい、お店の方の優しい対応といい、そして美味しいドイツワインといい、隠れたビストロ的なお店として広くお薦めする次第です。
*残念ながら野暮なので写真は今回はなし。
そんな時はさて、どこでなにをいただきましょうかと、それなりに気を使うものです、、、というほどでは全然ないのだけれど、やっぱり多少は気を使う。
①焼肉は(個人的に)好きだが、煙と匂いが着物についたら、やっぱまずいだろうとか、
②席と席の間があんまり狭苦しい店だと座りづらいだろうとか、
③トイレが狭いと着物だとつらいんじゃないかとか、まあ、ひと通り考えたりします。
それと、毎回同じ店だとつまらないし、その点ではやはりちょっとしたハプニングは必要だとも思ったりします。
そこで、今回選んだのが<リースリング>という名のワインを飲ませる店。
新宿西口を大久保方面に進み、青梅街道を過ぎたあたりの裏道に、ひっそりとたたずんでいるのが奥ゆかしくていい感じ。
ちなみにお店の名前の<リースリング>とは、ドイツワインによく使われるぶどうの品種。
その名の通り、美味しいドイツワインをリーズナブルな値段で飲ませてくれる、良心的なお店なのであった。
さて、久々に会った着物の美女は、夏らしい淡い色に模様の入った涼しげな着物だった。
それに比べこちらはお世辞にも格好いいとは呼べない、まあ、なんだ、いつも通りのジーンズに白い半袖の木目のシャツといういでたちで、ちょっとアンバランス。まあ、まいどのことなので気にしていないが。
先に到着していた彼女はスパークリング、後のボクはドイツビールを飲みながら、ここ数年彼女が力を入れている手話の話をする。ちょっと前にNHKで放送した「手話プロレス」を録画したDVDを渡すと、ちょうど見落としていたらしく、持って来たかいがあったと、内心ほくそ笑む。この番組を見て、彼女の言っていた耳の聴こえない人の拍手が、両手でキラキラなのが初めて理解出来た。
その後、しばらく前にボクが読んだ『マンガは哲学する』(このブログでも紹介済)について話す。先にボクがこの本を読んでいると伝えていたので、彼女も図書館で同じ本を借りて読んでいた。
藤子不二雄の漫画にこんな深い意味が!!
『デビルマン』はなんて哀しい漫画なんだ!!
とか、まあ、勝手に二人で驚いたのだった。
それ以外にもダライ・ラマの話とか、話題が多方面にポンポン飛んで行くのはいつものことで、それに合せてリースリングの辛口や、ピノ・ノワールを飲みながら、いいねえ、ドイツワイン! とか思う。
お店の方に、なんでドイツワインの店をやろうと思ったのかとの疑問をぶつけてみると、
「ドイツにいたんで、ドイツワインて美味しいじゃないか!」
と、単純に思ったそうだ。
ワインといえばフランスというのは昔から定説だが、確かにフランス以外にも美味しいワインはたくさんあるし、ドイツもここ5~6年は若い熱心な人の努力で、かなり技術が向上し、ずいぶんと種類も広がり、選択の幅が増えたのはまぎれもない事実。
最後はお店の方も会話に加わっていただき、モーツアルトのオペラを大阪弁でやったものを見た!とか、でも、それってモーツアルト? とか、そんな話をしばらく聞かせてもらったのだった。
帰り際、着物の美女も着物を褒めてもらってまんざらでもなさそう。
そしてなによりも気さくな店の雰囲気といい、お店の方の優しい対応といい、そして美味しいドイツワインといい、隠れたビストロ的なお店として広くお薦めする次第です。
*残念ながら野暮なので写真は今回はなし。
いつも素敵な時間をありがとございます。そして相変わらずお店のチョイスが素晴らしい!!!
夏着物に合うお店で、かなりうれしかったです。
しかも褒めていただいてしまったし(笑)。
ドイツワインって美味しいんですね。翌日、ワイン売り場を覘いてしまいました。お手ごろだし、お土産にも良いかも。
哲学本はこれをきっかけに色々詠んでみようと思います。次回はどんな話ができるか楽しみです!
by nf (2009-08-02 03:31)
こちらこそいつもお付き合いいただいて恐縮です。
「リースリング」はこじんまりして、気取らなくて、良いお店でしたね。気取ってワイン飲むのもアホらしいですからね。
あの時話した<ワインと刺身の合せ方>は、憶えておくとけっこう重宝するはずです。自分の舌で感じ取った知識ですので。
また時間がある時にご一緒致しましょう。
不定期ですので、いつかはその時次第ですが(笑)
by TAO (2009-08-02 20:55)