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『友達の友達』(友達の友達・第一回公演) [演劇]

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 正月は、四の五の言わず、楽しくしていたい。
 普通、誰でもそう考えるもの。
 なので、そんな類の芝居を観に出掛けた。

 サモ・アリナンズの二人&最近引っ張りだこの内田滋(ちか)がお送りする、脱力系の引きつったお笑いの数々に、気を楽にして身をまかせてみましょうか。

 話は一話10分程度のショートショート。
 笑いの種類をあえて分類してみれば、「すれ違いの妙」とでも言いますか。
 何か噛み合わないんだよね、話が。
 どこにでもいる、ごく普通の人達なのに、なーんか、ちょっとずつ変!
 そんな話です。

 ◆"知り合い" と"友達" の微妙な差とは?
  全員が知り合い、もしくは友達なら、何の問題にもならないのに、仲間内で一人だが違ったら、それは本人にとっては一大事!
 ◆外人教師と生徒の別れ。
  ワタシハ、キミタチノコト、イッショウ、ワスレナイ・・・。
  そう言ったそばから忘れてゆき、過去の楽しかった出来事はおろか、生徒達の名前さえ忘れ、挙句の果てに自分の行き先まで忘れ・・・。
 ◆友人の病気見舞いに彼の家に訪れた2人は、彼の看病をする姉と会い、おかゆを御馳走になる。食べ終わったそばからお金を請求され、???
 それなのに姉は自分の正当性を微塵も疑っていない。え? わたし、何かおかしなこと言った?

 とまあ、こんな感じで、ルーズな笑いが展開される。
 超マジメに評論すれば、《現代人が陥った人間関係の喪失》とでも呼ぶべきなのかもしれないが、それを言っても野暮ってもんでしょう。
 ここは素直に、
 へんなのーっ!!
 とか言いながら、笑い飛ばすのが正しい観賞のし方だろう。
 何てったって、酒は飲んではいないものの、まだまだおとそ気分なのだから。


 追記:内田滋は、ちょっと下世話なところが、いいと思います!!!
 
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