祝、崔健(ツイ・ジェン)来日!!! [音楽]
『一無所有(俺には何もない)/崔健』(1993年日本発売)
今朝の新聞を見ていたら、埼玉版の下段に、
中国人ロック歌手 川口で来月7日公演
とある。
中国人ロック歌手?
それも川口?
とか、疑問に思いながら、読み進めていったら、な、な、なんと、
崔健の名前が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
けだるい朝食タイムが一気に緊張感に包まれる。
時間は9時50分。
嫁さんも子どもも質に入れてでも、行かねばならぬ!
そうつぶやいたワタクシは、さっさと食事を済ませ、自分の部屋へ。
10時ちょうどに会場となる川口リリアホールに電話をかける。しかし、話中。
懲りずにリダイヤルを繰り返すと、4度目で見事につながり、そのまま予約。
5月7日(金)16:30~
仕事は6時までなので、当然、それからでは間に合わないが、そんなこと知るか!!
1時間早く上がる方法を今から考えておこう。なんてったって、大事件なのだ。仕事をしている場合じゃないぞ、正直な話!!!
その昔、商業主義に飲み込まれて息絶えたロックに幻滅し、捨てた男(ボクのことです)が、それでも捨て切れなかったのが崔健なのだ。
歌わなければならない必然性が、彼の歌には満ち溢れていた。
ロックがロックであるという意味を、必然性を、彼ほど発散していたアーティストは他にいなかった。
ジャズが本国アメリカで捨てられて、ここ日本とヨーロッパの中だけに生き残ったように、ロックもまた、アジア人(残念ながら日本人はアジア人としてのアイデンティティをとうの昔に失ってしまっている)の中に生き長らえるのかと、期待させるに十分な説得力があった。残念ながらそうはならなかったにしても。
「紅旗下的蚤」 (赤旗の下の卵)、まさに今、赤旗ならぬ崔健のもとに馳せ参じねばならない。
「一無所有」 (俺には何もない)が、天安門事件にかかわった若者たちの心情を代弁していたのと同様、すべてのはみ出した者たちの合唱となるように。
タグ:ワールドミュージック ロック
ブログに遊びに来てくださってありがとうございます。
ライブちょう楽しみにしています。
僕も大FANです。
また、遊びにきてね。
宜しく御願い致します。
by Morinhoor (2010-04-10 21:16)
こちらこそわざわざコメント、ありがとうございます。
まさか主催者がモンゴルの会社(団体?)なんて思いもしませんでした。
ついこの前、モンゴル料理を食べたばっかりだったので、これも "見えない糸" に導かれてのことなのでしょうか(笑)
15年前の来日時には行けなかったので、今度こそはと楽しみにしています。
出来れば多くの日本人に、ぜひ観て欲しいものです。
by TAO (2010-04-11 06:17)
はじめまして。私は崔健のファンクラブを主催しているものです。
私も同様に、崔健15年目の来日公演を心待ちにしています。
5月7日のライブ、実はまだまだ、告知が不足している状況です。
ぜひとも、お心当たりのあるお知り合いの皆様にお伝えくださいますようお願いします。
ありがとうございます。
by 長征倶楽部 川村 (2010-04-12 00:52)
ファンクラブの会長さんにまでお越しいただいて、頭が下がる思いです。
時代が変化しようと、本物の輝きは失われない。
そんな数少ないアーティストの筆頭が崔健でしょう。
川口という地理的にはハンデのある会場ではありますが、ここはワタクシ同様、早引けor半休、もしくは完全有給宣言で、駆けつけましょう。
きっとそれに見合うだけのものはあるに違いありません。
なので5月7日はまさしく<judgement day>になります。
by TAO (2010-04-14 00:08)