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『空海と密教美術展』は大混雑!! [アート]

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 入場者数が40万人に達したとか、天皇陛下と皇后陛下もご観覧にいらっしゃられたとか、なにやらとんでもないことになっております。
 40万人といえば、印象派の有名どころを集めた展覧会レベルで、こりゃあ、ぶったまげたもんだ~。

 やっぱり「密教」という響きが、どこか神秘的に響くんでしょうかね?

 チャチャを入れたワタクシも、実は足を運んだんだから、まあ、あまり他人のことを悪くは言えないんだけれど・・・。

 今年は娘の高校受験が控えているので、夏季休暇の家族旅行はなし。なので、勝手に、ところどころ気の向くまま、まとめてではなくポイントポイントで休む形になったのだった。まあ、たまにはそんな休み方も気楽でいいもんだ~♪

 で、身体は疲れているにもかかわらず、じっとしていられないワタクシは、ほぼ出勤時間通りに家を出て、国立博物館のある上野に向かったのだった。


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 上野公園の入口からは、今話題の東京スカイツリーがよく見える。ミーハーだけれど、一度は行っておきたいかも。

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 時間は午前10時を少々過ぎた頃。平日の早い時間にしては人の数が多いなあ・・・とは思ったのだが、すでにこの時点で整列入場。

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 心にググっとクルものがありますな。やっぱり本物の迫力って言うんですかね。

 で、館内は案の定、人の山。平均年齢高し。そんな中に、高校の美術の一環だろうか、制服姿の子たちが混じる。なので余計混む始末。そういえば昔、「モナリザ」を観た時がこんな感じだったなあ・・・。
 はい、一列に並んで、立ち止まらないで下さい! みたいな。

 密教で用いられる念珠や、魔を払う三鈷杵(さんこしょ)なんてマンガとかじゃなきゃ観たことないので、それだけでも貴重なんだけれど、さらに実物の「曼荼羅(まんだら)」まであって、これを見れば「大日如来」がすべての中心であり、その周りに さまざまな神様(と言っていいのかな?)たちが配置され、一つの世界を形成しているのが理解出来る。
 <日いずる国>は、天皇だけじゃなく、大日如来も指しているのかなあ~とか、ふと思ったり。

 そして、後半の見物はなんといっても、これみよがしに展示されているたくさんの仏像。
 帝釈天騎象像、持国天立像、千手観音菩薩像、梵天座像等々、名前は聞いたことあるけど、さて、いったいどんな姿をしていたっけな? といった疑問も、実物を観れば、ああ、なるほど・・・、と、妙に納得させられるのだった。
 いわゆる仏教の源流であるヒンズー教の神様の流れを汲む個性豊かな神々は、一神教でないアジアの神様だからこそのユニークさに溢れ、観る者を魅了せずにはおかない。けっこうユーモラスだったりもするし。

 混んでいるので、あまりゆっくりと観れなかったのは、ちょっと残念だったけれど、それでもこれだけ密度の濃い展覧会もそうそうないだろうから、やっぱり訪れて良かったと、思う。


 PS.現在、入場までに50分待ちだそうです。炎天下ではキツイなあ・・・。
 

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