『カンフー少女』 [映画]
晴れて地デジ化となった我が家では(と言うか、ボクだけなのだが)、地上波には見向きもせず、BS放送を楽しんでいます。
ドキュメンタリーでの動物&宇宙物はイケメン君も真剣に見ているし、それ以外では音楽物、そして特に映画物のラインナップが充実していて、見るのが追いつかないという嬉しい悲鳴が。
なんてたって、今月はスティーブ・マックイーン特集なんてのがあったりして、数十年ぶりに『タワーリング・インフェルノ』なんて観ちゃったのだった。DVD-Rには、『パピオン』『栄光のル・マン』『ゲッタ・ウェイ』等々、往年の名作がどんどん溜まってゆくばかり。
この『カンフー少女』はBS日テレで放映したもの。
製作されたのは2006年。テイストは典型的な香港製おふざけカンフー・アクションなのであった。
悪を倒すために4人の力が必要な "家族愛奥義" とか、
命は助かり、なおかつカンフーの達人に大変身するも、その代わりに愛する人の存在を忘れてしまう秘薬とか、
お尻に傷がある男が運命の人だとか、
人間大のおかしな鳥が出てきたりと、
リアリティ無視の設定がバカバカしくて笑える。
そんな中、清純派女優でデビューしたセシリア・チャン扮する、運命の人を守るカンフーの達人は、美人でありながらもどこかコミカルな雰囲気をたたえていて好感が持てる。案外コメディエンヌとしての才能もあるのだ。『星願』でのまだ幼さの残る美少女から、ずいぶんと大人びた感じになっていたのにもビックリ。
肩の力を抜いて観れる娯楽作だろう。このバカバカしさを楽しめる人にとっては(笑)
PS.数年前に起こった香港映画界のセックス・スキャンダルに巻き込まれたセシリア・チャン。当時結婚していたにもかかわらず、有名男優とのプライベート写真が流出(彼女以外にも多数)。ベッドでのあられもない姿はファンにショックを与えた・・・。
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