さよなら九龍飯店

　昨年の忘年会の会場だった九龍飯店が、今年の１月１４日を最後に閉店となります。
　４５年の歴史に幕を下ろすのを聞きつけて、遠方からもわざわざお客さんが訪ねていらしたようです。
　今年に入ってからは、夜は予約ですべて埋まってしまっているため、唯一食べられるのはランチのみといった状態が最後まで続いたのでした。

　こちらとしても忘年会でお世話になってもいたし、ランチではそれこそ何度も訪れ、特別に麻婆豆腐の激辛バージョンなんてのも作っていただいたりしていたので、閉店にはやはり感慨深いものがあります。いつも満員のお客だったので、閉店の理由が経営的なものでないだけに、とても残念でなりません。

　さて、九龍飯店最後の日、ランチを食べに足を運びました。
　１１時半開店なので、ちょっぴり早く１１時１５分頃店に着いたら、あれま、すでに人が溢れ、料理も出されているではありませんか。理由を尋ねてみると、開店前から人が並んでしまったので、時間を繰り上げたんだそうです。
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　みなさん、気合いの入り方が尋常じゃない！！
　もしかして出社してすぐに会社から駆け付けたのかな？　
　かくいうワタクシも、上司と一緒に、仕事もそっちのけで駆け付けた口なので、他人のことをとやかく言える立場ではないのですが（笑）

　待つこと４０数分？
　やはり最後はここの看板メニュー、九龍麺で〆るのが暗黙のルールというものでしょう。

　　　　　　

　ドーン！！！
　これが名物、九龍麺。
　酢を利かせた酸辣湯（サンラータン）に麺を入れたもので、本場中華料理ではスープとしてならありますが、麺は日本オリジナル。そしてここのはその上に餡がかかっています。量も多いので、女性にはキツイかなと思ったりすると、どうしてどうして、みなさんペロリとたいらげてゆきます。素晴らしい！！！

　帰りには、といってもまだ１２時を少し回ったくらいなのに、店へと続く階段は長蛇の列になっておりました。

　　　　　　　　　　

　長い間、ご苦労様でした。
　そして、ありがとうございました・・・。
　　

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