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『エンジェルウォーズ』 [映画]

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                 『エンジェルウォーズ(Sucker Punch)』


 美少女と刀は良く似合う・・・。

 というわけで、どうにも股間、、、じゃなかった心がムズムズするのは、けっして春の陽気だけじゃない。

 一見、B級路線まっしぐらと見せかけて、監督はあの『300』(かなり好きです!)、『ウォッチメン』(ちょっとコケた)の、お騒がせ野郎のザック・スナイダー。
 その作風はリアリティ無視の劇画風おバカアクション。なりふり構わぬ力任せの荒技は、往年の名悪役、ジン・キニスキー(プロレスラーです)バリの迫力。
 それってどうなのよ??? という突っ込みなど無視して、ガンガン行くぜ!! その姿勢や潔し!!!

 この人の場合、ヘタに考えない方がいい。その点、『ウオッチメン』は発想こそ良かったものの、後半腰砕けになってしまった残念作。
 ならばこれはどうだ!!!
 と繰り出したのが、個人的な趣味(?)丸出しのオタクの世界。
 そうだ、そうこなくっちゃ。好きなことをドバーッとやればいいのよ、ただ、そ・れ・だ・け。

 STORY:妹殺しの濡れ衣を着せられたあげく、精神病院に入院させられた通称ベイビードールは、金髪の無口な少女。
 あろうことか、その精神病院は、女たちにショーを演じさせ、さらには客に対して身体までも差し出すように教育していた。金持ちや権力者への奉仕が仕事なのだ。
 まだ幼さの残るベイビードールの踊りは、意外なことに見た者を桃源郷に誘うほどの性的な魅力に溢れ、ひとたびそれを目にした者は、我を忘れて熱中してしまうのだった。
 ベイビードールは精神病院を抜け出すために、4人の仲間と協力して、必要なアイテムを集めるのだったのだが・・・。

 主役のベイビードールを演じるエミリー・ブラウニングは、キャメロン・ディアズ似の美少女で、小柄な体型はまさにJAPANESE ANIME の世界感とジャストフィット! 服装も寄宿学校の制服っぽい感じで、もちろんミニスカート。その恰好で刀を振り回す姿は素敵だ。
 一つのアイテムを奪うために、現実のベイビードールは踊り、その間にもう一つの架空世界でバトルすることとなる。最初は日本の寺で巨大な鎧武者と。次はヒンデンブルク号のような飛行船が大空に舞う大戦のさ中、ゾンビ兵との銃撃戦。といった具合に、それぞれのバトルの時代設定と場所はまちまちだ。
 その他の女の子たちも、ボンデージ・ファッションだったりと、目を惹かれること間違いなし。

 自分の嗜好を貫くザック・スナイダーの演出は、自分が楽しければいいじゃないか的な雰囲気濃厚で、これに賛同するかしないかで評価はかなり違ってくるように思える。ボクは一緒になって、もっとやれーっ!!! なんて旗振っちゃう方なので(笑)。
 それと改めて発見したのは、、、どうやらボクは太腿フェチらしいってこと。う~ん、いいよねえ・・・。

 最後に、以外にも音楽がなかなか良かった。即製曲のカバーなのだが、ユーリズミックス、ジェファーソン・エアプレイン、ストゥージズ、モンスーン、ロキシー・ミュージック等、マニアには耳馴れたメロディが目白押し。おススメです!!!
 
 
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