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おいも掘り [男の手料理シリーズ]

 この季節、我が息子の通う幼稚園では、恒例の "おいも掘り" のイベントが開催される。
 通称、イケメンの愛称を持つ息子もそれを心待ちにしていて、一日前から準備万端、いつでもOK !  なのだった。まあ、いわゆるアイドリング状態というやつですな。

 で、家族全員から頑張って大きいのをたくさん取ってきてね! と、励まされるものだから、本人、けっこうプレッシャーを感じちゃったりして、ちゃんと掘れるかなあ・・・なんて、ちょっぴり弱気。
 さて、その日の夜、嫁さんにどう? と尋ねると、大きいのが合わせて6本! 見事に持ち帰って来ました! さすがイケメン! って、関係ないか(笑)


      

 こんなのが6本ですよ! まさに大漁だあ~よ~♪ 
 さて、じゃあ、どう料理する? と、問われると、う~ん、これがなかなかの曲者。石焼いもにするか、蒸かすか、煮るか、甘い物って、実はごはんのおかずには不向きなのだ。
 しかし、ここでメゲてはなりませぬ。TAO流の料理の極意、とくとご覧あれ!

      

 まずは茹でたおいもをマッシュ。水飴と水を加えて、固まり感が多少残るくらいがよろしいかと。

      

 それをこのように丸めます。これだけでなんとなく可愛く見えます。いや、実際に可愛いです。ついつまみ食いしたくなってしまいます。

      

      

 このように、強力粉に薄力粉を少々加えて練った生地で包みます。もう何を作るのかお分かりですね? そうです、パンを作るのですね。おいもを包んだおいもパンです。

      

 閉じた口を下にして、天辺をキッチン用ハサミで十字に切れ目を入れ、霧吹きで全体を濡らします。
 暖めておいたオーブンに入れ、さらに中にも霧吹きで湿らせます。こうすることで、出来上がりの表面がパリパリになります。

       

 で、出来たのがこちら。本来はチーズを入れるのですが、それをさつまいもに替えてのTAOオリジナル、『息子のおいも掘り記念バージョン』の完成です! 
 霧を吹きつけたおかげで、表面はもくろみ通りにパリパリになり、ひきちぎるのが一苦労です。食感は "まあるいフランスパン" と思っていただければよろしいかと。

 これだけでは夕食には足りません。
 なのでもう一品作りましょう。
 『アスパラとベーコンのリングイネ、生クリーム風味』です。

       

 ベーコンをオリーブオイルで炒めて旨味を引き出す。そこに軽く茹でたアスパラを加えてさらに炒める。生クリームに牛乳を適量加えて濃度を調整したものをそこに加える。擦ったパルミジャーノを適量加えてソースを完成させる。
 表記時間より一分弱早く上げて、先に作っておいたソースを十分和えて出来上がり!

 グラスにキリリと冷えた白ワイン(この日はシャルドネでした)を注ぎ、後はひたすら食べて飲む!

 そうそう、ちゃんと息子に労(ねぎら)いの言葉を掛けてあげるのを忘れてはいけません。
 この日の主役はTAOではありません。戦利品のおいもを持ち帰って来た息子なのですから。


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みん姐

こんにちは~~!!
ひゃ~~!おいしそうなサツマイモ☆
サツマイモをパンに入れる発想はなかったな。。大体娘の芋ほりの後はスイートポテトを作ってたか、そのまま蒸かすか、天婦羅。
TAOさんのお子さんは幸せだ~~♪
それと、クリームパスタもヨダレ出そうなくらい美味しそうですね~
by みん姐 (2007-10-22 14:08) 

TAO

我が家のオーブンレンジは10年モノなので、パンに均一に焼き色が付きにくいのが難です。この点、やっぱり業務用にはかないません。
最近ちょっと具合が悪くなってきたので、そろそろ買い替え時だとは思ってますが。
スイートポテトもいいですね。けっこう好きなんですよ。それと大学イモってのも候補でした。
クリーム・パスタは実は簡単ですよ。味の調節がわりとききますから。難しいのが、アーリオ・オーリオ(にんにくと唐辛子のみのパスタ)。やっぱりシンプルになるほど難しくなるんですね。
みん姐さんのスイートポテト、食べてみたいですな。きっと甘くて美味しいんだろうなあ。
by TAO (2007-10-22 22:24) 

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