『エイリアン・ビキニの侵略』 [映画]
一見して?????なタイトルである。
ビキニを身に付けたエイリアンなら侵略されたい気持ちもなきにしもあらずだが、ことが地球の滅亡にかかわるのだから、そんな悠長なことは言っていられないだろう。
サブタイトルも「精子を出したら、地球滅亡」とはわらかしてくれる。
それでもゆうばり国際ファンタスティック映画祭グランプリ受賞ってんだから、箔が付いたのか付かないのか、いまいち不明なれど、上映時間も1時間15分と短いことだし、それじゃあ観てみようかと、会社の同僚3人とボケ面こいて出掛けたのであった。
STORY:金なし、女なし、でも正義感あり、でも童貞な三十代半ばの男、ヨンブン。一人地球防衛軍な彼の前に、やくざ風の男たちにからまれている女が・・・。得意のテコンドーで何とか男たちをなぎ倒し、ケガをした彼女を自宅で介抱していると、女はどうやら彼が気に入ったらしく、モーションをかけてくるではないか!
おお、、、とか思いつつ、露骨に迫って来る彼女に、結婚するまでは貞操を守ると固く心に誓っていた手前、下半身の興奮を抑えつつ、それじゃあ明日にでも結婚しようと女に言うヨンブン。しかし、彼女は日中に妊娠しないと一生子供は授からないと、なおも無理矢理彼に迫る。その迫り方は次第に度を超えて、SM縄地獄やら窒息鼻から一気飲みやら、尋常じゃなくなってきて・・・。
早い話、女エイリアンに狙われた男のとんでも話なわけだが、半分以上がヨンブンの部屋で展開する密室劇のごとし。アホなアイデア一発芸なんだけれど、バカバカしさ満載でけっこう楽しめた。
やる気満々の女を前にして、延々とジェンカをする件など、アホカ! と、つい突っ込みを入れたくなること必至。それに今時必死に童貞を守るなんてシチュエーションが、ヘタレな主人公を外見以上に際立たせていて、つい失笑してしまうのだ。
でも、女エイリアンに扮したこの女、島谷ひとみ似で、けっこういい。いや、かなりいい!!
水着ならぬ下着姿になった時の適度な肉のつき方がリアリティあるもの。お腹まわりとか、もうちっと腹筋してもいいかもしれない、、、って感じ。この感じにビビッと反応してしまう自分が正直嫌だが、それだけこちらも年を重ねたってことで、これはこれで喜ぶべきかも(?)
女エイリアンによって地球は滅び去るのか、それとも・・・。
実は壮大な物語を秘めたこの映画の結末は、、、あれ、どうだっけ???
・・・忘れた!!!
PS.ちなみにこの作品、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭でグランプリを受賞しております。だからどうした? ってとこですが。
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