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『小惑星探査機はやぶさ―遥かなる帰還―』 [映画]

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 はやぶさ映画の第二弾です。
 はやぶさ好きな我が家のイケメン君は映画の公開を心待ちにしていて、公開初日に観ようと計画していたのですが、あいにく、今流行のインフルエンザ(B型)に感染してしまい、劇場に行くのが一週間延びてしまいました。それも丸々一週間学校を休んだまま週末に突入→そのまま劇場に駆けつけるという事態に・・・。

 今や世界の渡辺謙がはやぶさプロジェクトのチーフである川口淳一郎氏を演じます。ちなみに前回の『はやぶさ/HAYABUSA』では、佐野史郎が演じておりました。

 いまさら物語を説明する必要はないかと思います。
 この後、藤原竜也主演の『おかえりハヤブサ』も、3月に公開を控えております。
 同じ題材で3本もの映画が撮られたのは前代見物。それだけはやぶさの帰還はビッグ・サプライズだったわけです。方や日本映画の企画力不足を露呈しているとも言えますが。

 イケメン君と二人、観終わった感想は・・・。
 「3回泣いたあ~~~!」
 これが第一声。
 テレビのドキュメンタリー番組で観て、本も買って、前回の映画も観て、物語は頭の中で何度もリピートしているはずが、やっぱり感動しちゃうんですね。子どもとは純粋なものです。
 とか言いながら、ワタクシもやっぱり感動してしまいました(笑) お恥ずかしい限りです。

 東映映画だからでしょうか? 画面の色合いがまるで70年代の映画かと思われる雰囲気を色濃く醸し出しています。テレビドラマのデジタル撮影に目が慣れてしまっているので、余計に、映画~!!! って感じがします。凄くフィルム臭いのです。
 それに加え、たまたまこの前、BSでスタンリー・キューブリックのドキュメンタリーを観て、移動するカメラを用いた撮影方法に改めて驚かされた身としては、ごくごくオーソドックスな画面作りなものだったから、ますますそんな気がしたのでしょう。

 川口ならぬ山口の役名で、渡辺謙が存在感のある演技を見せてくれるのもあり、子ども向けファンタジーどころか、まるで社会派映画のような雰囲気です。ターゲットをけっこう高めに設定したのでしょうか? 大人のドラマです。
 それに加え、物語の語り部となるのが、新聞記者の夏川結衣。彼女の父親で町工場の社長である山崎努もかなりの比重の置かれ方で、昔風(東映風?)の泥臭い人間模様も描かれている。イオンエンジンを設計した江口洋介と吉岡秀隆もしかり。

 余談だが、先の『はやぶさ/HAYABUSA』の時の役柄を、今作では誰が演じているのか、比べて観るのも一考かと。


   


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