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ロッキー・ホラー・ピクチャー・ショー(サントラ) [音楽]

 『ローッキー・ホラー・ピクチャー・ショー』(1975)は、これまでに制作された全ミュージカル映画の中でも異端中の異端。しかし、それゆえにとんでもない傑作。
 『ヘヤー』(1979)
 『ファントム・オブ・パラダイス』(1974)
 『ジーザス・クライスト・スーパースター』(1973)
 『トミー』(1975)
 ※( )中は、それぞれ映画化された年。
 とともに、『ロッキー・ホラー・ピクチャー・ショウ』は、ロックがまだカウンター・カルチャーとして機能していた時代に生み落され、B級SF映画へのオマージュ、ロックン・ロールへの溢れる愛情をたっぷりと盛り込んだ作品であり、イギリスの舞台で生を受け、やがてL.Aのロキシーへ。そこでも大盛況、満を持しての映画化は、キッチュなテイストはそのまま、スクリーンに向かって観客が一緒に歌って踊れるカルト映画となった。

 当時ワタクシも渋谷の映画館に足を運び、スクリーンに向けて、100円ライターをかざしたり、新聞紙を頭にかぶったりという観客のリアクションを初めて目にして、びっくりしたものだ。
 実は最初に購入したのはオリジナル・ロンドン・キャスト盤で、なぜかというと、日本でも舞台を上演することになり(それも海の向こうのキャストのまんまで!)、その時に紹介されたのが、ロンドン・キャスト盤だったからだ。
 それから数年が経ち、待望の映画化のサントラが この『ローッキー・ホラー・ピクチャー・ショー』。
 映画は何度も観ているので、曲の感じは熟知しているはずなのに、映画としてではなく、サントラとして数十年ぶりに聴くと、案外、あれ? って箇所があったり。

 あなたの映画ベスト1は?
 とか問われたら、実はこの作品かも・・・・・・とか、思う。
 それくらい楽しくて、でも、切なくて、笑いながら、つい、泣けてしまう映画なんて、他にないもの!
 クライマックスでティム・カーリーの歌う、"Don't dream it, Be it ・・・" のフレーズを耳にするたびに、、、くう~っ、って気持ちにさせられる。

 新婚カップルのブラッド&ジャネット以外は、登場人物がみな異端なのも強烈で、特にフランケン・フルター役のティム・カーリーの性倒錯者ぶりは素晴らしい!! あの、眉の動きだけで失禁しますから(笑)


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 こちらがオリジナル・ロンドン・キャスト盤。チープな音が雰囲気ありありでたまりません!

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 いっぽう、こちらが映画のサントラ盤。

 ※ちなみに、オリジナル・ロキシー・キャスト盤もあり、音がアメリカ向けに厚くなっている。


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