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チャイコフスキーでもいかが? [音楽]

 さてさて、「タイ・フェス2003」→「明治神宮」→と流れて、でも、まだ12時だったりするこの日。
 一日は長いぞ!!!
 っていうのは良いことで、出来れば一日28時間くらいあると楽しいと思うんだけど。ダメかな?

 で、次に向かった先は、、、池袋。
 
 ここで何があるかというと、池袋芸術劇場で読売日本交響楽団の演奏会があるのでした。
 それも、出し物が、「ラフマニノフのピアノ協奏曲」と「チャイコフスキーの悲愴」。
 こりゃあ、こてこてのロシアン・プログラムじゃあないですか!!!
 日頃、ロシア好き(ドストエフスキー、好きですが)を自認する身としては、う~ん、たまりません! の、プログラムで。


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 初めてのお使いならぬ、初めての読響のお供は、ときどき登場する、俗称、「和服の美女」と勝手に命名した方。さすがにいつもいつも和服というわけにもゆかず、この日はお洒落した洋装ですが。

 2時始まりなので、1時半にロビーで待ち合わせ。すでにけっこうな人の数で、そういえばこの下では天海祐希が急遽降板したことでワイドショーを賑わせた野田秀樹と三谷幸喜共作の芝居「おのれナポレオン」を上演している劇場で、こちらも開場前なのか、人だかりが出来ておりました。

 開演前に、軽くワインでも飲んで(すでにタイ・フェスでビールを飲んではいたが)リラックスし、演奏を待つのだった。


 前半は、ラフマニノフのピアノ協奏曲2番。ピアノ協奏曲としては、哀愁を帯びたメロディが人気を呼び、とみに日本では人気の高い曲だ。
 指揮はロシア人のユーリ・テルミカーノフ。そしてピアノは河村尚子(かわむらひさこ)。
 メロディ重視のロマンティック路線でゆくのか、それとも地味めにいぶし銀的旨味抽出路線なのか?
 などと、勝手に予想していたら、どちらも当てはまらず。演奏でのアクセントのつけ方が独特で、くさやの干物演奏(?)だった。少なくともいかにも女性らしい、耳触りの良い、なごみ系ではなかったのだけは確か。

 休憩をはさんで第2部は、チャイコフスキーの交響曲第6番<悲愴>。
 ボクが一番最初に聴いたのがドボルザークの第9交響曲<新世界>で、その次がこの<悲愴>だったので、感慨もひとしお。
 さて、その演奏はいかに???
 と、期待を込めて聴いたら、これが、いかにもロシア! って雰囲気プンプンの大迫力の演奏だったので、えらく感激した。
 オープニングの暗いメロディから、まるで雪深いロシアの大地を思い起こさせるような感じで、思わず引き込まれ、第3楽章では、哀愁、それも泥臭さたっぷりで、歌う、歌う。これ、これがロシアものの良さなのよ~とか、勝手に納得してしまった。

 演奏が終わったのが4時半頃。池袋の西口を徘徊し、5時前でも酒の飲める店を探し、乾杯とあいなったのでした。
 
 
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