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LOU REED IS DEAD [音楽]

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 ルー・リード死すのニュースを耳にして、やはり、胸にズシン! と、こたえた。
 十代の青臭いガキだった頃、アンダーグラウンドや退廃的な文化に魅せられ、ベルベット・アンダーグラウンドにたどり着き、そこで奇妙な声で歌うルー・リードを知った。
 それにしても「ヘロイン」の歌詞に驚かされ、ノイズまみれの「シスター・レイ」に頭をガツン! と、殴られたのが、まだそれほど昔だとは思えない。

 ソロになってからも「トランスフォーマー」(性倒錯者)の中の一曲、「ワイルドサイドを歩け」に、アンダーグラウンドだっていいじゃないか、、、と、天邪鬼でひねくれ者だった当時のボク(今でも変わらないが)は、自分の主張が肯定されたような気になり、心の歌となった。
 中でも「ベルリン」は、退廃的な都市で繰り広げられる、男と男と女の三角関係を描いて衝撃的だった。
 一般的には失敗作と言われる「サリー・キャント・ダンス」だって、ファンキーでなかなか良いし、「コニーアイランド・ベイビー」に至っては、まるでウエストコースト風な音作りの裏で、やっぱり影のあるストーリーが語られたりして、ああ、ルー・リードだなと納得させられたものだ。

 大音量ではない、キンキン声で歌わない、それでも、どこから見てもロックそのものなのは、彼の歌の中に、ロックの本質がとらえられているからなのだろう。

 変態だっていいんだ!
 いっそ、変態こそ素晴らしいと、思わせてくれた偉大なアーティストに感謝。
 「ROCK'N ROLL HEART」はいつだって健在なり。


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